いつかはエイジシューターに

ソロゴルフを愛するヘタレゴルファーのブログです

愛読書だったゴルフ雑誌「choice」は何処へ?

最近、ゴルフ雑誌、練習場以外には、めっきり見かけなくなりました。

少し前には、コンビニや喫茶店の棚には、「ゴルフダイジェスト」、「ALBA」、「waggle」などの雑誌がたくさん並んでいた気がする。

 

自分は、ゴルフを始めた頃、その中でも月刊、「ゴルフダイジェスト」が愛読書だった。

父親は生前、週刊の方を長らく読んでいたので、自分が買った月刊誌とよく交換していた。

当時、ネットもなかったので、ゴルフ雑誌が流行のスイングや、最新のギアなどの唯一の情報源だった。

父親は、気に入ったプロの連続写真を切り抜いて、スクラップしては練習場に持ち込んでいた。

 

そんな中、ある日、同じくゴルフダイジェスト社から、「choice」が創刊された。

 

今さら、新しいゴルフ雑誌?と思って、ページをパラパラめくると、これまでのゴルフ雑誌と一線を画していた。

 

きれいな外国のリゾートゴルフ場の特集写真、ベン・ホーガンやボビー・ジョーンズなどの、「球聖」と呼ばれるゴルフ界の巨人達の紹介。

そして、ゴルフに関する面白いエピソードや歴史やルールの考察。

そういった、エスプリというか少しアカデミックな記事がのっていて驚いた。

そして、思った。これがずっと求めていた「ゴルフ雑誌」だと。

 

それからうん十年、隔月の発刊から、現在の半年ごとの発刊になるまで、読み続けてきた。そして自分の中で、ずっとゴルフ雑誌のトップだと思っていた(今でも)。

 

が、最近待ちに待って、ようやく手に取ると、がっかりすることが多くなった。

ゴルフギア道楽者の自分が言うのもなんだけど、どこかゴルフ商品のカタログ雑誌化したような印象。

 

この前、ふと実家に帰って、取ってあった昔の号を見ると、ところどころに付箋が張ってあったり、線が引いてあったりしてあった。最近の号は、付箋を張りたくなるような記事もかなり少なくなった。

そう、やはりどこか変わってしまったのだ・・・。それとも、自分なのか。

 

ともかく、今回の号の表紙にある「人生にゴルフがあって良かった!」というような。

 

もちろん、今回の号でも面白い記事もある。豪州タスマニアのコース紹介や、外れのない神津善之さんのインタビュー記事。

しかし、昔のような「ゴルフしたいなあと」と思わせるようなものが。

 

夏坂健さんが「読むゴルフ」を作り上げたように、ゴルフの素晴らしさを伝える、あの「魅せるゴルフ」のような雰囲気が戻ってくるといいなあ。

 

と言いつつも、雑誌って、ゴルフに限らずさらに先細りになっていくだろうなと思う今日この頃でした。

 

“ したくなる ゴルフの記事も ゴルフなり ”