いつかはエイジシューターになる

三文文士がエイジシュートを目指すブログです。

なぜ、キャロウェイ好きか

 自分のゴルフ道具や小物はすべてキャロウェイで統一されている。

 というか、キャロウェイと銘が入っているのは、ウェアだろうが、キャップだろうが、マーカーだろうが全部好きだ。

 

 普段はブランドのロゴなど大嫌いで、入っているのを喜んで着るのは、どこか「ださい」と思っているのに、ことゴルフに関しては違っている。なぜか、嬉々として着ている。
 

 それは、中日の試合を観に行くのに、中日のユニホームを着て(自分は着たことないけれど)応援に行く気持ちにどこか似ているのかもしれない。
 

 そもそも、自分が好きになったのは、ゴルフを始めた頃に、ERCという変わった名前のドライバーが流行ったのがきっかけだった。
 

 それまでは、ゴルフショップに並んでいるのは、本間やオノフ、それにミズノやブリジストンといった国内メーカーばかりだった。
 

 そこにある突然、在りし日の黒船来航のように、とんでもなく飛ぶクラブという触れ込みでいきなり乗り込んできた。

 事実、うちの父親を始め、多くの飛び自慢の強者が、より遠くの飛距離を求めてのりり換えていった。
 

 そして、このクラブ、いつ偽りもなく飛んだ。本当によく飛んだ。それまでのクラブの+30ヤードは飛んでいたと思う。

 反発係数の規制が入る前のことである。
 

 そして、その甲高い金属音のような音に驚いた。

 そして、そのメーカー名を聞くと、キャロウェイという新鋭の聞き慣れないブランドだった。
 

 キャロウェイ?最初は、昼間の通販番組でやっているような、飛ぶ、簡単だけを売りにするぱったもンのようなクラブメーカーかと思ったが、たまたま読んだゴルフ雑誌の特集で、キャロウェイの創始者のロングインタビューがあり、それを読んでたちまち、虜になった。 

 簡単に言ってしまえば、ゴルフを愛するすべてのゴルファーのために、最善で美しいクラブを作る。その思想に共感したのである。
 

 それから、アイアンセットやゴルフバッグなどのゴルフ用品も手がけるようになっていき、そのおしゃれさにさにも魅了されていった。
 

 そして、このキャロウェイのマークが最初から妙に気に入っていた。
 それから、かれこれ三十年近くたった。その間に、ドライバーはC4という、ヘッドが四角いドライバー(アニカ・ソレンタムが使っていた)や、不思議な形をしたアイアン、六角形のテンプルのゴルフボールなどを次々に発売し、挑戦的で画期的な商品を出してきた。

 その都度、その突飛な発想だけでも充分楽しませてくれた。
 

 おまけに当時は独身で、給料のお金全部を自由に使えた自分は、ミーハー気分で、スコアよりも興味本位で買い換えていった。Xシリーズや、ビッグバーサシリーズ等々。
 

 だから、過去のグレイトビッグバーサシリーズやエピックなどの大ヒットシリーズだけではなく、とんでもない失敗作を含めて、ほとんど知っている。単純にキャロウェイのファンで追っかけなのだ。
 

 近年は石川遼プロが、キャロウェイと契約するなどメジャーとなり、弱小クラブメーカーだった頃から知っていた自分は、ついにここまで来たかと感無量になったものだ。
 

 もちろん、ゴルフのスコアやスイングも気になるが、こうした一つのメーカーのファンとして、長い時間をともにすると、一つの作家の作品をリアルタイムで読んできたような感慨に襲われる。
 

 そして、今はただのお金がない三文文士に過ぎない、到底定価では買うことができない。高価なゴルフウエアーなのどは雲の上の世界の代物。
 

 アウトレットで買うにしても、さらにはバーゲンを待って買うしかないけれど、未だ他のブランドには一切浮気しないで、キャロウェイ一途である。

 まるで、キャロウェイの回し者のようだが、長年のファンとして、これからも挑戦的で、ゴルファーの側にたった、刺激的な商品を作り続けて欲しいと思う。

   

 〝 ブランド物 馬鹿にしながらも 買いあさり 〟