
愛知県に住み、何十年とゴルフをやっているのに、初めて愛知県内にある名倉カントリークラブでプレイしました。
今までは、なんとなく「近くて遠い」というイメージで……。
自分の中では、日帰りゴルフは稲武あたりが限界地点だと思っていた。
しかし今回、えっちらおっちらと下道を走り、ようやく到着。
当日は梅雨の中休みということもあって、ゴルフ場はガラガラ。
これはラッキー。
名倉カントリークラブには東、西、中の3コースがあり、当日は東から西へ回ることになった。
最近はこうした複数のコースを持つ大きなゴルフ場へ行っていなかったので、それだけでも新鮮だった。
コースにバリエーションがあるって、やっぱりいいなあ。
東コースは比較的フェアウェイが広く、気持ちよくドライバーを振っていける、いわば「かっ飛ばしコース」。
対して西コースは高低差があり、少しテクニカル。
なかなか面白い。
……と、コースは面白かったのだけれど。
問題は、自分のゴルフだった。
あれだけ練習したのに
前半57、後半55。
計112。
あれだけ気張って練習したのに、このスコアである。
「いつもの調子」と言ってしまえばそれまでだけれど、相変わらずの低値安定。
しかも今回は、直前の練習で急に、
「ひょっとして、自分はトップの位置が低すぎるんじゃないか?」
と気づいてしまった。
そこで、トップを少し高い位置にしようと急遽スイング改造。
今思えば、なぜラウンド直前にそんなことをしたのか。
案の定、コースでは終始スイングが安定しなかった。
欠点に気づいたのはいい。
しかし、何十年も染みついたスイングが、付け焼き刃でそう簡単に直るわけがない。
……と、すべては言い訳だけど。
そして、この付け焼き刃が、その後の悲劇の始まりだった。
第一の悲劇――肩
ラウンド中、何度か激しくダフった。
そして、そのうちの一発。
肩に突然、
「ピキン」
という嫌な感覚が走った。
まさに、ピキン。
そこから肩が上がらなくなった。
水平まで上げるのが精いっぱい。
仕方なく残りのホールはハーフショットでごまかしながら回ったものの、とにかく痛い。
もはやスコアどころではない。
112を叩いたことよりも、肩を痛めたことのほうがはるかにショックだった。
慌ててチャット君に尋ねてみると、何やら難しい症状の可能性もあるから、病院へ行ったほうがいいという。
場合によっては注射も……。
注射。
なにせ私は、「注射」と名のつくものが大嫌いである。
ということで、とりあえずその部分のアドバイスだけは聞かなかったことにした。
さて、帰ろう。
そう思って車に乗り込んだものの、やはり肩が痛い。
そして、ここから第二の悲劇が始まる。
第二の悲劇――車
豊田の大滝渓谷あたりを走っていたときだった。
狭い道の向こうから大型ダンプがやってきた。
「そんな狭いところを通らないでよ」
と思う間もなく、カーブでこちら側へ膨らんできた。
慌てて左へハンドルを切った。
すると、
ギギギ……。
嫌な音。
道路脇の雑草に隠れていた岩に、車を派手にこすってしまった。
やってしまった。
肩を痛めていなかったら、もう少し繊細にハンドルを切れたんじゃないか。
……とも思ったけれど、これも言い訳。
結局、自分でぶつけたことには変わりない。
肩を痛め、車を傷め、心まで痛める
肩を痛めた。
車を傷めた。
そして112というスコアで、心まで痛めた。
一日に三つ。
なかなか見事な三連敗である。
名倉カントリークラブには何の恨みもない。
コースは面白かったし、空いていたし、むしろ気持ちよくプレイできた。
それなのに、自分の中には何となく嫌な記憶だけが残ってしまった。
いやいや、ゴルフ場は何も悪くない。
悪いのは、ラウンド直前に思いつきでスイングを変えようとした自分である。
今回の三つの悲劇で学んだこと。
付け焼き刃のスイング改造は、ろくなことにならない。
これを今後のゴルフに活かすぞ。
……って、車をぶつけたことまで、どうゴルフに活かすのか。
そして後日。
車の修理見積もりを見て、頭が真っ白になった。
免責分だけで、いったい何回、名倉カントリークラブへ行けたことやら。
そう考えると、また心が痛む。
それでも人間というのは勝手なもので、数週間も経つと、
「もう一回、名倉へ行ってみようかな」
と思い始める。
リベンジである。
何に対するリベンジなのか、自分でもよく分からないけれど。
次はスイングをいじらない。
肩を痛めない。
車をこすらない。
そして、できれば100も切る。
これだけ達成できれば、十分リベンジと言っていいだろう。
ちなみに、名倉カントリークラブ周辺はトウモロコシも名物で、とても美味しいらしい。
今回は肩と車とスコアで頭がいっぱいになってしまったので、次回はゴルフだけでなく、そういう土地の楽しみも味わってみたい。
愛知県西部や名古屋方面からだと少し遠く感じるけれど、走ってみれば意外と行ける。
きれいな農道をのんびり走っていくのも悪くない。
ただし――。
道路脇の岩には、くれぐれもご注意を。
では。
〝 泣きっ面 ゴルフのスコア 肩痛め 〟