フェアウェイ文学 ― エイジシューターへの道

児童文学作家・仲村比呂が綴る、 エイジシュートを夢見る大人のゴルフ記録。

ぼんやり見られるスポーツが好きだった

男子のプロツアーを見なくなって久しい。

テレビで放送されなくなったこともあるし、国内で活躍した選手が次々と海外ツアーへ挑戦していくことも理由の一つだ。

もちろん、それは悪いことではない。

野球もサッカーもそうだ。実力があれば、より高い舞台へ行く。それはスポーツとして自然な流れなのだろう。それでも、どこか淋しい。

昔は、国内ツアーで賞金王争いを繰り広げ、その勢いのまま全英オープンやマスターズへ挑んでいく。

そんな物語を、一年かけて見守る楽しみがあった。

「だったら海外ツアーを見ればいいじゃないか」

そう言われるかもしれない。

ところが、それも昔ほど簡単ではない。

今では多くが有料配信になり、U-NEXTなどの動画配信サービスやスポーツ専門チャンネルに加入しなければ、なかなか見ることができない。

以前はゴルフネットワークで、毎週のように海外ツアーをライブ中継していた。

あの頃が少し懐かしい。

もっとも、本当に恋しいのはツアーそのものではないのかもしれない。

あの「日曜日の午後」なのだ。

昼ご飯を食べ終えて、何となくテレビをつける。

どこか遠くのゴルフ場の景色が映っている。

風が吹き、木々が揺れ、静かなアナウンサーの声が聞こえてくる。

家族はそれぞれ好きなことをしている。

自分は書き物をしたり、本を開いたり、お茶を飲んだりしながら、ときどきテレビに目を向ける。

ずっと集中して見ているわけではない。かといって、見ていないわけでもない。

そんな距離感が、とても好きだった。

最近のスポーツ中継は、少し忙しい。

サッカーもバレーボールも展開が速く、一瞬目を離すと試合が動いてしまう。

実況も演出も熱量が高い。それはそれで面白いのだけれど、見終わると少し疲れてしまう。

野球もそうだ。

以前はもっと静かなスポーツだったような気がする。

最近は中継そのものがショーになった。

映像も音楽も派手になり、実況も感情を大きく揺さぶる。

メジャーリーグを見ていても、賑やかというより、少し騒がしく感じることがある。

だから、ときどき実況も解説もほとんど入らないライブのみ映像に出会うと、ほっとする。

「ああ、野球ってこういうものだったな」

そんな気持ちになる。

ゴルフも同じだ。

私は、静かなゴルフ中継が好きだ。

ボールを打つ音。

風の音。

鳥の声。

ギャラリーの拍手。

そこへ、ときどき解説者がぼそぼそと話す。

そのくらいがちょうどいい。最近では岡本綾子さんの解説が好きだ。

必要以上に盛り上げない。聞いていて疲れない。

意外に宮里藍さんの端的な語り口もいい。

スポーツは、もちろん勝負だ。だから盛り上がる場面があっていい。

優勝争いの終盤などは、こちらまで息をのむ。

その瞬間だけは、大いに盛り上げてほしいとも思う。それはちょっとわがままかな。

けれど、それ以外の時間まで、ずっと興奮し続ける必要はないのではないか。

今はテレビも、YouTubeも、SNSも、「目を離させない」ことばかりを競っている。

次から次へと刺激が押し寄せてくる。

便利にはなった。退屈する時間も減った。

でも、その代わりに、何も考えず、ぼんやりする時間が少しずつ失われているような気がする。

私は、その「ぼんやり」が好きなのだ。

ぼんやり窓の外を見る時間。

ぼんやり本を読む時間。

ぼんやり散歩をする時間。

そして、ぼんやりゴルフ中継を見る時間。

それは、決して無駄な時間ではない。次に何かをするための、大切な時間だったのだと思う。

だから今でも、ときどき思い出す。

日曜日の昼下がり。

どこかのゴルフ場から流れてくる、静かな中継。

あの頃は、スポーツを見るというより、穏やかな時間そのものを見ていたのかもしれない。

 

〝 ぼんやりも できずに魅入る スポーツかな 〟

 

 

 

バーチャルゴルフで100を切った男が、稲武で111を叩いた話

前回、バーチャルゴルフで100を切った。

それも、偶然ではなく、何度かやっているうちに、だんだんスコアがまとまってきた。
TOPTRACER RANGEの画面の中では、ドライバーもそこそこ飛ぶ。アイアンも、まあまあ真っ直ぐ行く。パットも、実際のゴルフよりはやさしい気がする。

これは、ひょっとすると、今度こそ本番でもいけるのではないか。

そう思った。

いや、正直に言えば、かなり思った。

もちろん、そこまで自分を過信していたわけではない。
こちらはハンディ30前後をうろつく、由緒正しきへたれゴルファーである。
ただ、バーチャルとはいえ、18ホールを回って100を切ったのだ。何かしらの成果は出るだろう。少なくとも、今までよりは落ち着いて回れるだろう。

そういう、控えめで、つつましい期待があった。

しかし、ゴルフというものは、そんな人間の小さな期待を実にあっさりと踏みつぶしてくる。

結果は、111。

数字の並びだけは良かった。
ワン、ワン、ワン。
犬ならかわいい。
ゴルフなら、ただの惨敗である。

しかも、この日はスコアを意識しすぎたせいか、ドライバーの飛距離まで落ちた。
練習場では、それなりに振れていたはずなのに、コースに出ると急に小さくなる。
身体も小さくなる。
心も小さくなる。
財布の中身まで小さくなった気がする。

いいことがない。

バーチャルで100を切った男が、現実の芝の上では111を叩く。
これが、ゴルフである。

稲武カントリークラブのグリーンに敗れる

今回の舞台は、稲武カントリークラブ。

標高もあり、空気もよく、景色も悪くない。
むしろ、ゴルフ場としては気持ちのいい場所である。
ただ、どうも自分とは相性が良くない。

特にグリーン。

これが、どうにも好きになれない。

高速グリーンと言ってしまえば、それまでである。
速いグリーンは、上手い人にとっては面白いのだろう。
タッチを合わせ、ラインを読み、球がカップへ吸い込まれていく。
そういうゴルフは、見ている分には美しい。

しかし、こちらは違う。

打てば行きすぎる。
緩めれば届かない。
カップの横を通り過ぎたボールが、どこまでもどこまでも転がっていく。
あれはもはや、ボールではなく、人生の不安である。

「少し触っただけなのに、なぜそんなに行く」

何度もそう思った。

もちろん、すべてをグリーンのせいにしたいわけではない。
いや、本当はしたい。
今日の自分は悪くない。全部グリーンが悪い。そう言ってしまえば楽なもんだ

だが、最終的には自分の責任である。

パット数は40。

だいたいスコアの40パーセント以内にパット数が収まれば、まあ合格という話を聞いたことがある。
111の40パーセントなら、44.4。
そう考えれば、40パットは一応、範囲内ではある。

しかし、分母が111では、どうにも胸を張りづらい。

「パットは悪くなかった」と言いたい。
でも、その前に111という数字が、どんと座っている。

バーチャルゴルフと現実の最大の違い

バーチャルゴルフと現実の最大の違い

今回、実際にコースを回って、改めて感じたことがある。

バーチャルゴルフと本物のゴルフの最大の違いは、やはりアプローチだと思う。

ドライバーやアイアンは、まだ何となくつながる部分がある。
もちろん、本番では風もあるし、傾斜もあるし、足場も違う。
それでも、ある程度は数字で考えられる。

何ヤード飛んだ。
どれくらい曲がった。
打ち出し角はどうだった。
ボールスピードはどうだった。

そういうものは、バーチャルでもかなり分かる。

ところが、アプローチは違う。

どこに落とすか。
どれくらい転がるか。
芝にどれくらい食われるか。
少しフェースに乗った感じがあったか。
手前から入ったのか、クリーンに入ったのか。
グリーンが受けているのか、奥へ下っているのか。
ボールは止まるのか、止まらないのか。

このあたりは、やはり数字だけではどうにもならない。

実際のグリーン周りには、空気がある。
芝の抵抗がある。
朝露の名残がある。
人間の弱気がある。

特に最後のものが大きい。

「ここは寄せたい」
「できればワンパット圏内に」
「いや、せめてグリーンには乗せたい」
「トップだけはやめてくれ」
「チャックリもやめてくれ」

そんなことを考えているうちに、だいたいチャックリする。

ゴルフの神様は、こちらの心の声をよく聞いている。
聞かなくていいところまで、きっちり聞いている。

バーチャルゴルフでは、アプローチの結果も画面に出る。
距離も出る。転がりも出る。
それはそれで、かなりよく出来ていると思う。

ただ、あの「嫌な予感」は再現できない。

クラブを短く持って、ボールの前に立ち、グリーンの傾斜を見て、ピンまでの距離を見て、後ろのバンカーを見て、そこで急に心が小さくなる。
あの感じ。

あれは、まだ機械には難しいのではないか。

結局、スポーツはアナログなのかもしれない

バーチャルゴルフは楽しい。

これは間違いない。
今回の結果が悪かったからといって、バーチャルゴルフを否定する気はまったくない。
むしろ、かなり優れものだと思う。

練習場でただ球を打つだけではなく、コースを想定して打てる。
番手を選ぶ。
距離を考える。
次のショットを考える。
そういう意味では、ただの打ちっぱなしよりずっと実戦的である。

特に、ハンディ30前後の人間にはいい。
自分のように、練習場では急に名手になり、コースでは急に別人になるタイプには、かなり役に立つ。

ただ、それでも、最後に残るものがある。

感触である。

これは、デジタルではなかなか置き換えられない。

足の裏で感じる傾斜。
グリップを握ったときの湿り気。
ラフに沈んだボールの嫌な沈黙。
パターの芯を外したときの、手に残る情けない振動。
風が吹いた瞬間に、予定していた番手が急に信用できなくなるあの感じ。

こういうものは、数字にはできる。
データにもできる。
たぶん、かなり正確に解析もできる。

でも、身体が納得するかどうかは、また別の話である。

ゴルフは、デジタルとアナログが共存しているスポーツだと思う。

飛距離も、弾道も、スピン量も、今はかなり分かる。
スマホで動画も撮れる。
AIに相談すれば、スイングの欠点まで教えてくれる。

それでも、最後にクラブを振るのは自分である。
短いパットを外すのも自分である。
打つ前に余計なことを考えるのも自分である。

便利になっても、下手なものは下手。
そこだけは、実に平等である。

悔しいので、少し文化論に逃げる

こうして書いていると、だんだん悔しさが戻ってくる。

バーチャルで100を切って、実戦で111。
普通に考えれば、練習の成果が出なかっただけである。

けれど、それをそのまま認めるとつらい。
だから、人は文化論へ逃げる。

デジタルとアナログの共存。
スポーツにおける身体性。
数値化できるものと、数値化できないもの。
近代技術と人間の感覚。

何とでも言える。

しかし、要するに、アプローチが寄らなかった。
パットが入りきらなかった。
ドライバーが飛ばなかった。
それだけである。

人間とは、実に悲しい。

でも、だからこそ、また行きたくなる。

もし、バーチャルゴルフの通りにコースでも簡単に100を切れてしまったら、それはそれでつまらないのかもしれない。
何度も裏切られるから、また練習する。
何度もがっかりするから、次こそはと思う。
ゴルフというのは、よく考えるとかなり意地の悪い遊びである。

そして、自分はその意地の悪い遊びに、まんまと付き合っている。

次は名倉カントリークラブへ

さて、次回は同じ設楽方面にある、名倉カントリークラブ。

初めての参上である。

初めてのコースというのは、いつも少し緊張する。
どんなホールがあるのか。
どんなグリーンなのか。
狭いのか、広いのか。
ドライバーを持っていいのか、やめた方がいいのか。

そして、また同じように、朝のうちは妙に期待しているのだろう。

今日は違う。
今日は落ち着いて回れる。
今日はアプローチを大事にする。
今日は無理をしない。
今日はパットを強く打ちすぎない。

ゴルフ場へ向かう車の中では、だいたい人は名人である。

問題は、一番ホールのティーグラウンドに立った瞬間に、その名人がどこかへ消えてしまうことだ。

次回、名倉カントリークラブの感触とともに、また報告させていただきます。

今回の教訓。

バーチャルゴルフは、とても楽しい。
練習にもなる。
数字も参考になる。
でも、芝の上の一打は、やっぱり別物である。

〝 バーチャルと 舐めてやっても ゴルフ下手 〟

 

前回の記事はこちら。
「バーチャルゴルフが、本当の実力を教えてくれた(TOPTRACER RANGEと親しくなる)」
次回は、名倉カントリークラブ初参戦の記録を書く予定です。

バーチャルゴルフが、本当の実力を教えてくれた(TOPTRACER RANGEと親しくなる)

花粉症もようやく落ち着き始め、
今週末のコースを前にして、再び練習の日々へ。

 

行きつけの練習場には、以前から「TOPTRACER RANGE」が備え付けられていた。

 

これまでは、単純に飛距離を測る程度にしか使っていなかったのだが、ふと時間があって画面を眺めていると、クラブ別計測、ニアピン、ドラコンなど、意外にいろいろな機能があることを知った。

 

その中でも、最近アップデートされたバーチャルゴルフが面白い。

 

ペブルビーチ、オールドコース、川奈ホテルゴルフコース――。
世界の名門コースが並んでいる。

 

以前から一部プレイできたのだが、正直、精度がいまひとつだった。

 

チョロやテンプラになると、計測不能やOB扱いになってしまう。
それで自然とやらなくなっていた。

 

しかし、久しぶりに試してみると、これがなかなか面白い。

決してゴルフダイジェストの回し者ではないが、かなり優れものに進化していた。

18ホールだけでなく、前半・後半の9ホールだけ選べるのもいい。


本当の実力

さっそく、オールドコースからスタート。

ハーフ55。

 

続いて、ペブルビーチ110。
川奈ホテルゴルフコース105。

 

つまり、何が言いたいかというと、
ほぼ本番通りのスコアが出たのだ。

 

要するに、ハンディ25前後の実力。

 

練習場では良い当たりが連発するので、
「本番だけがダメなんだ」と思い込んでいた。

 

でも、どうやら違った。

正直に言えば、これが今の本当の実力なのだろう。


練習場なのに、本番みたいだ

それ以来、練習場に行くと、
ほとんどこのバーチャルゴルフばかりやっている。

 

しかも、素振りだけして、いきなりドライバーを打つ。

普通の練習場なら、まずやらないことだ。

 

そして、一球ごとにクラブを変える。

これが、意外に練習になる。

 

同じクラブを続けて打てば、
良い当たりが出るのは、ある意味当然なのだ。

 

でも本番では、同じクラブを続けて打つことなど、
チョロでもしない限り、まずない。

 

そんな当たり前のことを、改めて思い知らされる。

 

ゴルフとは、毎回違うクラブを選び、
違う状況に対応していくスポーツなのだ。

 

そして、アプローチの大切さも。


バーチャルでも楽しい

何度か続けているうちに、
100も余裕で切れるようになってきた。

効果は、かなりある。

――もっとも、それはバーチャル世界での話だけれど。

 

問題は、今度の本番で成果が出るかどうか。

その答えは、また次回ということで。

 

〝 バーチャルも コース本番 みな楽しい 〟

youtu.be



 

やっぱり春はゴルフの季節

 しばらく執筆に時間を割いていたので、記事の更新が遅れてしまった。

それに毎年重度の花粉症。そもそもゴルフの練習に行けなかった。ゴルフはしたい、けれど、行けない。そういうときに出来るのは、「ゴルフ」のことを考えないこと。

 そう、このブログ自体も存在を忘れること。そうしたら、一ヶ月も間が空いてしまった。

 人間歳を取ると、敢えて「考えない」ことが上手くなる。それって、やっぱり歳の功って感じがする。

 しかし、季節が良くなると、その「敢えて」も上手く出来なくなる。身体がうずいてしまうからだ。

 そして、暦は5月。花粉症も落ち着いてきて、マスクせずに外出もできるようになってきた。

 そして、ゴールデンウイーク。これまで必死に抑えていた身体を爆発するように、練習場(コースでないのが残念)打ちっぱなしに連続して行って、300球ぐらいを打ち続けた。

バッティングセンターと同じかもしれない。

ただただ、ストレス発散。

 しかし、二日目、三日目になると、次第に当初の喜びも減って、次第に、本格的な「チィ」に変わっていく。

 そう、やはりゴルフはちゃんと飛んでナンボ。

 そして、再びゴルフの悩みに沈殿していく。

 それもまた楽しい。たぶんしばらくは、ゴルフのことを敢えて「考える」ようになるだろう。

 5月の末にコースに出る予定があるので、それを楽しみに頑張ろうっと。

 

 ‘’ 五月晴れ ボールもテンプラ 空高く ‘’

 

 

ChatGPTにゴルフを相談したら、ドライバーが250ヤード飛んだ話

ようやく春めいてきたので、練習場の早朝練習を再開した。

それでも、氷点下ぎりぎりの練習場は寒い。寒風吹きすさぶとはこのことだ。

まずはアプローチから始め、ボールを一球、二球と打っていく。

やはりボールを打つのは楽しい。身体が喜んでいるのがわかる。

これまで真冬の間、室内ではスポンジボールばかり打っていたので、本物の球を打つと、ゴルフの基本を思い出す。

しかし寒さのせいか、身体が硬い。
まあこれはしょうがない。年のせいもあるし。

室内でスイング改造をしてきたフォームを固めるべく、毎日100回ほど素振りをしてきた。その成果を試そうと、いざ、マイゴルフの中心選手、7番アイアンを手に取る。

ところが、どう頑張っても140ヤード……。嘘でしょう。あれだけ素振りしたのに。
ビュンビュンといい音をさせていたのに……。

唖然とする。

どうして150ヤード以上飛ばないのか。若き頃の自慢と笑われるかもしれないけれど、昔は170ヤード飛んでいた(三十年前のビッグバーサ Pro X-18)。

コースでも、打ち損じても150ヤードはいくだろうと思っているから、最近のショートホールは、だいたいグリーンまで届かずショートする。

うーん。おかしい。
やはりどこかでレッスンを受けるべきか。

しかし、小説でも何でも、我流こそが楽しみだと思っている。誰からも習いたくないし、「基礎から直しましょう」と言われるのも怖い。

というわけで。

スマホに入れてあるチャットGPTに訊いてみることにした。

有料契約しているのに、これまで旅行やちょっとした調べものくらいしか聞いていなかった。ふと、ゴルフのことを聞いてみようと思ったのだ。

すると、このチャットGPT君(なぜか私は「相棒」と呼んでいる)。

持っているクラブセッティング、練習場での弾道、ボールスピード、体重、身長などの詳細を伝えると、意気揚々と飛距離回復プランを作ってくれた。

その長文と理論構築にびっくりした。すごいプレゼン力だ。
スイングの欠点や修正点、そのためのトレーニング方法、ティーの高さ、クラブセッティングのアドバイスまで。

A4用紙にしたら、五枚分くらいの分量である。

まずは簡単なところから。
ドライバーはティーを高くして(45インチ)、ボール位置を今の左かかとから、さらにボール一個分左へ。

そしてスライスするのは腰が回っていない可能性があるので、「ズボンの左ポケットを後ろに下げる感覚で打ってみては」とのこと。

言われるがまま打ってみた。

すると、びっくりするぐらいの飛距離。
250ヤード。ほれぼれする弾道。とうの昔に見失っていたボールである。

我ながら驚いた。
特にスイングを変えたわけではない。ボール初速もそれほど変わっていない。ただティーの高さとボール位置を変えただけ。

うっ……。

あれだけYouTubeでいろいろな動画を見たのに。ほんの数分、カチカチと打っただけなのに、この成果。

あなどれない、チャットGPT。

おまけに、スイング動画を送れば欠点や修正点も教えてくれるという。

たまたまその日は一人だったので動画は撮れなかったが、今度やってみようと思う。

結果として、チャットGPTに訊ねて大成功。
というより、ちょっと怖くなった。

これだったら、外部レッスンいらないんじゃないかと。

もちろん、シングルや競技ゴルフの人にどれだけ有効かはわからない。
しかしハンディ30前後の実力なら、十分すぎる。

こうした生成AIは、既存の仕事のやり方を変えるだけでなく、仕事をなくすとも言われている。

しかし、それはゴルフ一つとっても、いろいろ考えさせられる話だ。

しばらく、チャットGPT先生についていくことに決めた仲村でした。

‘’ AIに 助けられて シングルへ ‘’



 

 

ゴルフブログはつまらない?

先日、ゴルフに関する記事を読んでいたら、
この世の中には「つまらない自慢話」が三つあると書いてあった。

一つ目は「子ども自慢」。
二つ目は「学校自慢」。
そして三つ目が「ゴルフ自慢」。

どこどこをいくつで回ったとか、
海外のどこでプレイしたとか、
ハンディキャップがいくつだとか、
ベストスコアがどうだとか。

たしかに、趣味に自慢はつきものだ。
とはいえ、ゴルフは紳士のスポーツ。

ハンディを聞かれても、さらりと言って終える。
それが格好いいのだろう。

——と、ハンディ29の自分が言うのもなんだけど。

ゴルフブログは読まれない?

その記事の後ろには、
「もっともつまらないスポーツブログ」の分野として、
見事にゴルフが入っていた。

えっ? そんなあ。

と思ったが、たしかにゴルフブログはあまり読まれない。
このブログでも閲覧数は、ほぼ毎日一桁だ。

だからこそ、好き勝手なことを書ける。
でも、やっぱり少し淋しい。

「だったら、おまえは人のゴルフブログを読むのか?」

と問われれば、案外読むほうだと思う。

なんとなく、気が紛れるからだ。

ゴルフに触れているだけで現実の杞憂が少し薄らぐ気がする。

YouTubeのゴルフ動画もよく見る。
ぼーっとするのに最適だ。

ひぐけんさんや横田真一さんの動画を眺めていると、
野球中継よりも心が安らぐ。

——と書くと、まるでストレスの沼にはまっているようだけれど、
正直に言えば、今は少し精神状態がどん底だ。

寒くてコースにも行けない。
練習場にも足が向かない。

早く春よ来い。

それだけを思って、今をやり過ごしている。

フェアウェイ文学

ひばりが鳴く、うららかなゴルフ場で、
散策するようにゆっくり回りたい。

それが、当座の夢だ。

こんな話も、きっと退屈なのだろう。
ゴルフブログはつまらない、と言われるかもしれない。

それでも、やはり続けたい。

たとえ「ゴルフ自慢」がつまらないとしても、
フェアウェイの上で感じたことまで
つまらないとは言わせたくない。

いつか、それを覆してみたい。

——そのためには、
もう少し上手くならないといけないけれど。

さてと。

今日のノルマの素振りをしようっと。

 

〝 ゴルフする? 話す相手も AIのみ 〟

 

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人のいないゴルフ場が好きだ

 普段からあまり混んでいる場所が好きではない。おまけに並ぶのが大嫌いなので、ゴルフのラウンドは、たとえ IN スタートになろうとも、必ず先頭でスタートできる時間帯を予約する。

 
 日によっては、まだ夜が完全に明けきっていないこともあるし、クラブハウスが開く前に着いてしまうこともある。ゴルフ場の方から「早いですねえ」と声をかけられることも多い。

 
 しかし自分は、超がつくほどの朝型人間なので、早起きはまったく苦にならない。それよりも、人の少ない早朝のゴルフ場の雰囲気が何より好きだ。
夜が明けていくゴルフ場は、本当に美しい。どこかの庭園に迷い込んだような気さえする。そこで大きく深呼吸をすると、それだけで「来てよかったなあ」と思ってしまう。

 
 ときどき、俳句や短歌を作ってみることもあるが、だいたい出来はよくない。これからゴルフができると思うと、どうにも作りづらいのだ。たぶん気持ちが高揚してしまうからだろう。

 
 一方で、冬のゴルフ練習場は、早朝に行くと嘘のように人がいない。がらんとしていて、コースをスタートする前ほどのわくわく感はない。むしろ、これから苦行に臨むような気分になる。

 

 ところが、なぜかそんな状態のほうが、俳句や短歌はよくできる。不思議なものである。

 まあ、氷点下0度で練習するほうが、そもそも間違っているのかもしれないが……。

 
 同じ寒さで、同じゴルフでも、コースか練習場か、気持ちの持ちようひとつで、見える景色はずいぶん変わる。


 冬は練習場に行かず、家で素振りをしていたほうがいい、という意見もよく聞く。だが、やはり週に一度くらいはボールを打っておかないと、どうも「打つ勘」が鈍っていく気がする。

というわけで、この年末年始に一度だけ行ってきた。

 ……しかし、寒い。寒すぎる。


 三十球ほど打って、即撤退。寒さで身体が縮こまった状態で練習するのは、やはりスイングを壊しそうな気がした。


 冬はやっぱり、家で鏡の前に立ち、室内用の練習器具を使って素振りをするのが正解なのだろう。

 

 〝 正月も ゴルフ好きは 練習に 〟 



 

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