ゴルフを真剣にやっていると、ついいつかは競技に出てみたいと思ってしまう。
それが、いいスコアが出た日なら尚更。
ただし、その目安はやはり90を切るぐらいかな。
といって、毎度コースに出るも、スコアは90どころか100も切れない。
昨日も、いつものホームコースへ。
OUT56、IN54の感ぜんんあるダボペースゴルフ。とても、競技どころか月例も出れない(出られるけれど、迷惑をかけそうなので)。
うーむ。やはりエンジョイゴルフか。マーク金井さんの動画を最近よく見るが、素人ゴルフっていい表現だなと思う。
しょせんは、素人とプロとは違う。素人なりのゴルフを楽しむ。わかっているけれど、どこか、上手くなって競技に出て、何とか選手権で優勝とか思ってしまう。
特に、天才的なショットが連発した後は・・・。
このエンジョイゴルフか、競技志向ゴルフか。こうやって揺れ動くのアマチュアの人は多いのだろうか。それとも自分だけの勘違いなのか。
エンジョイゴルフと割り切ると、急にテンションが落ちて、2mのパットが残っても、「OKパーってと言ってよ」とつい叫んでしまうような、ぐだぐだゴルフになってしまう。
ついでに、お酒もぐいっと。
うーむ、難しい。毎回、競技志向でゴルフ場に向かうけれど、最後はエンジョイゴルフとして終わってしまう。
何だか、可笑しいやら哀しいやら。
ふとここまで書いてきて、これってゴルフに限らずどれでも一緒かと思い始めた。
野球だって、サッカーだって、ビリヤードだって、将棋だろうと、囲碁だろうと。
何か熱心にやっている人が、いつかはぶつかるというか、考えさせられる分水嶺なのかもしれない。
そしたら、に楽になった。そう、好きなことをやる限り、やはりてっぺんを求めてやるべきで、たとえ上手くいかなくても、それにもめげずに精進するのがプロで、エンジョイに切り替えるような思考の持ち主こそが、素人、趣味の人なのだ。
かといって、年をとってくると、プロ志向というのは持てなくなる、薄くなる。というわけで、結局はエンジョイと、競技志向かの狭間に揺れ動くことになる。
まあ、それが普通の人の普通の思考なのかもしれない。と、110と刻まれたスコアカードを見つめながら思うのでした。
“ 素人と プロを分けるは 心なり ”