いつかはエイジシューターに

ソロゴルフを愛するヘタレゴルファーのブログです

リズムが欠けている

もう少しリズミカルに打ったら?

 

と、ゴルフを始めてからずっと言われていた。しかし、そのリズミカルの意味がわからない。

つまり、ダンスを上手く踊れない人に、いくら「リズミカル」にと言ってもわからないように。

 

とにかく「スイング自体が固い、まるで錆びた機械」のようだとさえ言われることもある。

 

その意見を受けて、家にあったメトロノームに合わせて素振りもしたこともある。

だけど、そんな先天的なもの、後付けで直るわけもなし。

だから、ずっと諦めていた。自分にはリズム感がないと。

 

しかし、この前ふと、野球中継のCMの間にフライフィッシングの番組を見ていたら、

実に竿?を、リズミカルというか、まるで鞭のようにしなやかに振っていた。それも、気持ちよく、軽やかに。

 

「そうだ、これだ」と、思った。

これまで、スイングするとき、頭で考えすぎていた。始動はこうだ、トップの位置はこうだ。首の付け根を中心に、体重移動は忘れずに等々。

 

つまり、自由、闊達さがなかった。もっと、自由にクラブを操ればいいんだと理解した。

 

そして、実際に打ってみたら、急に飛距離が伸びた(その代わり、とんでもないショットも出たけれど)。

 

そうこれまで、大剣を振り回すような感じだったのが、そう、レイピアのように扱うのが正解だったのだ。

 

リズミカルというのは、頭で考えすぎないこと。身体に動きを任せることだと、この年になって気づいたのでした。

 

ゴルフのスイングって奥が深い。

 

“ 自由とは 知識をそっと 捨てること”

 

 

クラブ使い込み派に負ける

小雨の中のラウンド。

いつものホームグランドで回る。

結果として、106。クラブを丸ごと変えたり、エースパターの選択に悩んだ結果など、まるで関係なくほとんど腕に進化なし。

 

パターの打ち方に光明が見えたのと、ウッドが当たり出したので良しとするしかないが・・・。

そしてこの日、一緒に回ったのは、はるか昔に同時期にゴルフを始めた友人二人。

 

一人は、近所のゴルフファイブで、店員の勧めるがままにフルセットを買った者。

もう一人は奥さんの大のゴルフ好きの義父から、「おっ、ゴルフ始めるのかね」と喜ばれ、そのまま持っていた中古のフルセットを譲られ、その後も義父がクラブを買い換えるごとに、譲られたクラブを使い続ける者。

 

前者は、ついこの前練習場でボールを打ったときに、「パキーン」という信じられない破裂音がして、ドライバーのヘッドが大破した(そんなことがあるんだ)。

その練習の帰り道に、たまたま目に入ったこれまたゴルフファイブで、店員から勧められたキャロウェイの新型ドライバーのPARADYMに買い換えたのみで、その当初の安物ゴルフセットを使い続けている。

 

後者も、十年前に義父がゴルフを引退したとき、義父当人が「完成形」というセットを譲り受けて、ずっと使い続けている。

 

二人に共通するのは、ゴルフの道具にお金をまったくかけないこと。いくらグリップがすり減っても変えることなく使っている。それに、ボールにはこだわりがなく、毎度ゴルフ場で売っている一袋いくらのロストボールを使っている。まったく手入れもしていない。

 

そして、そんな二人には負けるわけがないと、最新モデルで武装した私。

結果として、二人は100を切り、うれしそうに余裕のホールアウト。

スタート前に「ゴルフは最新道具だよ」とのたまい、鼻高々と最新のゴルフクラブ自慢をした私は面目丸つぶれ。

 

いったい、この数十年、クラブに使った大金は何のためだったのか・・・。無駄だったのか。思わず自分の人生を見るようで、がっかり、がっかりしすぎて、「やっぱ、道具ってつかいつこなした方がいいね」と引きつった顔で完敗を二人を讃えるしかなかった。

 

たしかに二人のクラブセットを見ると、そもそもゴルフバッグに14本もクラブが入っていない。というかセット構成自体何も考えていない。

しかし、いずれもまるで使い倒した包丁のように、しっくりと手に馴染んでいる。飛距離もほぼ間違いない(よくツルツルのグリップで打てるもんだ、それも雨の中)。

 

そして、がっかりした果てに学んだこと。つまり「道具は使い込んで活きる」という真実。

 

ゴルフギア道楽なんて、完敗したスコアを出した相手にはひれ伏すしかない。

 

と、悔しさまじりに妻に話すと慰めの言葉。

「それって、結婚相手と一緒でしょう。一生懸命考えて選んで買ったのだから、信じて使い続けてみれば」。まさにそのとおり。

 

さてと、この手痛い敗戦をきっかけに、この際ゴルフギア道楽(浮気性)も卒業して、生涯の伴侶として、今のローグST NAXセットと、エイジシュートを達成するまで生きていこうと。

 

“ ゴルフギア 使い込んで その価値を知り ”

 

 

 

 

パター ピン型かマレット型か

イクラブセッティングがだいたい決まった。

 

まあ、人からすれば、どうでもいい話だろうけれど。

そもそも、これからエイジシュートを達成するために、一から組み直したセッティング(死ぬまで使う予定で)。あとは、使い込むだけ。

 

しかし、いったいどれだけ散財したやら。結果としてゴルフギア道楽を突き進み、ゴルフ雑誌や、ゴルフギアサイトの餌食になってしまった。反省反省。

 

いや、骨董趣味もそうだけれど、ゴルフギア道楽は沼ったら危険。

と、更生したのだが、最後の最後にパターが決められない。

 

一本は、ホワイトホットOG と もう一本は、二十年前に買った。キャロウェイ純正パターであるTT2

 

ホワイトホットは、そもそもこのTT2が入らなくて買ったパターだけれど、結果として、オデッセイ地獄の入り口に入ってしまった。ホワイトホットスティール、等々。

そして、ついにはOGと。

 

しかし、パターが得意だったはずが、まさかの苦手クラブに。

そして、結局ずっと倉庫にしまってあった、TT2を出して打ってみたら、感触がいい。

 

素材は今はやりのミルドはミルドだけど、なんとチタンの削り出し。今時そんな削り出しパターなどこの世から追放されている。スコッティキャメロンもきっと見向きもしないぐらい打音もよくない。

 

けれど、見た目がカッコがいい。それにつきる。ホワイトホットOGも格好がいいけれど、それは入るパターという前提の中。

 

そして、マレットはサブバックで持ち歩くと他のクラブの出し入れに邪魔になるのが難点。しゅっとしたピン型は収まりがいい。

 

二本を使い分ければいいじゃないと言われるかもしれないけれど、ゴルフ予算が少ない今。TT2にしたら、そこそこの値段で買い取ってくれるOGを売りたい。

そして、心中する気持ちで一本に絞りたい。

 

というわけで、パターマットを使って、勝手に「パターチャレンジ」と銘打って、毎日それぞれ10球打って、一ヶ月後に最小パット数の方を選択することにした。

 

どうでもいいじゃんと言われればそれまでだけど、パター選択をここで間違えると、エイジシューターも永遠に夢になりそうなので、ここは真剣に。

 

さてと、どちらが選ばれるやら。

それにしても、キャロウェイのTTシリーズのパター使っている人、今まで一度も会ったことがないので、かなり少し不安(噂では、この失敗でキャロウェイ本体でのパター製作から手を引いたという噂も)

 

“ カッコよく パターぐらいは 決めてみたい ”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

史上最悪のゴルファーは現れず・・・だが107

先回書いた、史上最悪のゴルファーとともにコースへ。

本当に快晴で、まさにゴルフ日和。

一緒に行った同伴者も、ゴルフ場までの快適なドライブが続きハイテンション。

 

この助手席に座る史上最悪のゴルファー、まだまだ初心者に毛が生えたレベルなのだが、まさにコースに出ても、練習場と同じく、怒り、叫び、泣きわめく。

スタート直後ティーショットをチョロしたとたん、いきなりスイッチが入る(というか出現する)。

「もう嫌だ」、「帰っていい?」、「ゴルフ向いてない」等々。顔を真っ赤にして、まるでミスさせたのが、私のせいかのようににらみつけてくる。

 

それは、数年前のコース初デビューの日だった。二ホール目で、アプローチが飛びすぎて、グリーンを飛び越えて対岸のバンカーへ。

 

ついに、手にしたクラブで地面をたたき、遠方に投げ捨てる。

それを見たとたん、いかに温厚な私でもたしなめるしかなかった。

「君はたぶん、今日日本で回っているゴルファーの中で、一番最悪どころか、史上最悪のゴルファー」だと。

 

さすがに反省したのか、その後は借りてきた猫のようになってしまった。口にするのは、「昼ご飯何を食べよう」、「それしか楽しみがない」、別の意味でブツブツと。

 

そんなわけで、その知り合いは、その日から私の中で「史上最悪のゴルファー」と名付けられた。

 

そして、この日、半年ぶりに、一緒にコースを回ったのだが、ミスしていつあの史上最悪のゴルファーが現れるかとヒヤヒヤしていたが、なぜかゴルフをやっていないときの、朗らかで陽気でナイスキャラのまま。

スタート直後で二桁叩いても、怒らず、八つ当たりせず、殊勝な顔をしてひとり反省している。

 

「どうしたの?」逆に心配になってきたわたしが訊ねると、

「ゴルフって、自分との闘いってわかったんだ」と、どこか悟ったような返答。

 

「感情が出るということは、自分と折り合いがついてない証拠。それは、つまり自分をわかっていなかったから。ゴルフの上達はまずは、自分を知ることだった」と説明してくれた。

わたしは、「なるほど」と言いながら、とにかく自分のプレイに集中したかったので、適当に相づちを打っていた。でも、その通りだった。

 

ゴルフって不思議なもので、この史上最悪のゴルファーは別格として、ゴルフが上達してくると、どんな人も、感情の制御も上手くなっていく。

いつまでもミスショットして、いちいち、「くそ」とか、「ちぃ」とか、悪態をついている人は、あまり上手くならない気がする。

 

というわけで、無事何とかホールアウトできたが、スコアは107。前半57、後半50。

 

これでは、エイジシューターを達成するには、107歳まで生きなくてはならないのだが、収穫はあった。

チッパーが大活躍した。わずか三回しか使わなかったが、いずれもベタピン。

 

「邪道だ」と言っていた同伴者も、これにはびっくりして、欲しそうな顔になっていた。

そして、後半50で回れたのは、何よりもあの「史上最悪のゴルファー」が現れなかったことに尽きる。

お願いだから、もう、二度と現れてこないでくれ・・・。

 

“ いいショット 打てた後に 風薫り ”

 

 

 

 

練習は上手い人と行きたい

最近、休日になると練習場へ。

朝6時なのに、すでに1階打席は満員。

 

「みんな、どんなけ練習好きやねん」と大阪弁で言いたくなるほど。

でも、わかります。五月の中旬、練習するにはぴったりの季節。

 

こんな素晴らしい季節。本当は、毎日コースに出たいのだけれど、そうも言っていられずに、自分もその好きやねんの仲間入りへ。

 

いざ打ち出したのだが、一緒に行った練習仲間が調子が悪く。一打打つごとに「当たらない」、「下手になった」、「もう嫌だ」と、後ろから呪いのような言葉が聞こえてくる。

だんだんこちらも気になって、ちらちら見ているうちにこちらの調子も悪くなっていく(アドバイスは嫌いなのでしない)。

 

スイング改造中なのはわかるけれど、だから練習場にいるわけで、「そこはぐっと堪えて黙って打ち続けなさい」と、喉元まで言葉が出てくるが、関係が悪くなるので、黙っている。

 

ゴルフに限らず、勉強も、何のスポーツも一緒かと思うけれど、自分より上手い人と練習すると、引っ張られて上手くなると言うが、まさに本当のことだと思う。

 

関係ないけれど、自分より品がある人と付き合うと、きっと己の品性も上がるかもしれない。

 

先に来ている人たち、みんな100球どころか、200球も打っている。自分は後から来て、下手なくせに練習嫌いなのか、わずか100球で飽きてくる。

 

ここなんだと思う。受験勉強もきっと、この100球の差だったのだと。

まあ、今日に限っても、練習仲間のせいもあったんだけどね。

明日は一人で行こうっと。

 

“ 友だから ゴルフも楽しきとは 限らない ”

 



 

愛読書だったゴルフ雑誌「choice」は何処へ?

最近、ゴルフ雑誌、練習場以外には、めっきり見かけなくなりました。

少し前には、コンビニや喫茶店の棚には、「ゴルフダイジェスト」、「ALBA」、「waggle」などの雑誌がたくさん並んでいた気がする。

 

自分は、ゴルフを始めた頃、その中でも月刊、「ゴルフダイジェスト」が愛読書だった。

父親は生前、週刊の方を長らく読んでいたので、自分が買った月刊誌とよく交換していた。

当時、ネットもなかったので、ゴルフ雑誌が流行のスイングや、最新のギアなどの唯一の情報源だった。

父親は、気に入ったプロの連続写真を切り抜いて、スクラップしては練習場に持ち込んでいた。

 

そんな中、ある日、同じくゴルフダイジェスト社から、「choice」が創刊された。

 

今さら、新しいゴルフ雑誌?と思って、ページをパラパラめくると、これまでのゴルフ雑誌と一線を画していた。

 

きれいな外国のリゾートゴルフ場の特集写真、ベン・ホーガンやボビー・ジョーンズなどの、「球聖」と呼ばれるゴルフ界の巨人達の紹介。

そして、ゴルフに関する面白いエピソードや歴史やルールの考察。

そういった、エスプリというか少しアカデミックな記事がのっていて驚いた。

そして、思った。これがずっと求めていた「ゴルフ雑誌」だと。

 

それからうん十年、隔月の発刊から、現在の半年ごとの発刊になるまで、読み続けてきた。そして自分の中で、ずっとゴルフ雑誌のトップだと思っていた(今でも)。

 

が、最近待ちに待って、ようやく手に取ると、がっかりすることが多くなった。

ゴルフギア道楽者の自分が言うのもなんだけど、どこかゴルフ商品のカタログ雑誌化したような印象。

 

この前、ふと実家に帰って、取ってあった昔の号を見ると、ところどころに付箋が張ってあったり、線が引いてあったりしてあった。最近の号は、付箋を張りたくなるような記事もかなり少なくなった。

そう、やはりどこか変わってしまったのだ・・・。それとも、自分なのか。

 

ともかく、今回の号の表紙にある「人生にゴルフがあって良かった!」というような。

 

もちろん、今回の号でも面白い記事もある。豪州タスマニアのコース紹介や、外れのない神津善之さんのインタビュー記事。

しかし、昔のような「ゴルフしたいなあと」と思わせるようなものが。

 

夏坂健さんが「読むゴルフ」を作り上げたように、ゴルフの素晴らしさを伝える、あの「魅せるゴルフ」のような雰囲気が戻ってくるといいなあ。

 

と言いつつも、雑誌って、ゴルフに限らずさらに先細りになっていくだろうなと思う今日この頃でした。

 

“ したくなる ゴルフの記事も ゴルフなり ”

 

 

 

 

 

 

アイアンセットのウエッジか単品ウエッジか

先日のバンカー地獄により、急ぎ対策を迫られた。

来月も同じコースが待っている。

「このままでいいのか」。

そして、例のごとくゴルギア道楽の血が・・・。

これまで、ずっとキャロウェイの単品ウエッジで、52° 56° 60°を使ってきたのだが、

これは結局、つまり使いこなせていないということ。

 

そして、誰に聞いていいのかわからずに、YouTubeでそのまま検索すると、


www.youtube.com

 

と、こんなぴったりの番組が。

そして、見てなるほどと思った。下手なくせに、今までちょっとアイアンセットのウエッジを馬鹿にしていたが、アイアンセットウエッジにも独自のメリットがあることがわかった。

最大のメリット。つまり、同じシャフト、同じ顔で打てるということ。

 

よく見たら、52°も、56°も、60°も同じ、音字キャロウェイだが、刺さっているシャフトが違えば、ブランドも違う。

一本だけ何とかジョーンズだったりする。

 

つまり、ウエッジが度数違いだけではなく、それぞれ別物を打っていたということ。

というわけで、買ってしまいました。

本当は、ゴルフバッグのためのお金だったんだけど。

ローグST NAXのGW(51°)、SW(56°)、を衝動買い。

(それぞれバウンス角度は不明。)

 

 

SWとGW(ちなみにゴールデンウイークの意味ではありません)

 

もう、信じるしかない。というわけで、旧単品ウエッジと、セットウエッジを持って

練習場へ。

 

すると、5Iからの流れがあって、明らかにセットウエッジの方が打ちやすい。

ロフト角が違うだけと思えるだけで、こうも違うのかと。

 

そして、必死に集めた単品ウエッジは、練習場で打つと確かに切れ味抜群。ピンポイント攻撃、切れるナイフ。感触もいい。

 

セットウエッジはミスには強いが、どこかぼわっとした感じ。どこかフライパンで打っているような。そしてアバウトな落ちどころ。

かといって、いくら切れ味抜群でも、コースで使えなくては・・・

 

とうわけで、単品ウエッジ軍団は、しばらくお蔵に行っててもらうことに決定。すぐにおなじみゴルフパートナーに売りにいかなかったのは、ひょっとして気が変わるかもしれないから。

 

まずは、次のコースまではセットウエッジで練習しようと決意。

果たして結果はいかに。

 

“ ゴルフ道 下手くそほど 道具頼り ”